愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

亡き後も世界は続く

こんにちは、みやびです。

 

 

夕べ、ふと夫は、2011年3月11日
つまり、東日本大震災を知らないのだと
思いました。

 

少し、驚きました。

 

勿論、この新型コロナウイルスの事も知
りません。

 

長女が大学を卒業したことも次女が結婚
したことも知りません。

 

夫が亡くなって12年経ちましたがこの間
に色々なことが起きました。

 

夫は、スマホなんて知りません。

 

ガラケーの携帯でした。

 

夫の携帯には、娘たちの写真が沢山、保
存されていますが私は、夫の携帯を見る
ことが出来ずにいます。

 

夫は、携帯のアラーム設定で朝、決まっ
た時間にある音楽を流してました。

 

夫の携帯をオンにするとメモリが無くな
るまでその音楽が流れます。

 

それをいま聴いたら私自身、どうなるの
か怖くてオンすることが出来ません。

 

この12年間の間、とても大変だったは
ずなのに楽しいことが多く思い出されま
す。

 

特に娘二人の大学の卒業式に私の母と出
席したことは、とても誇らしい良い思い
出になっています。


成人式で着れなかった振袖を着て卒業証
書を片手に笑う娘を見て感謝の気持ちで
涙が溢れました。

 

母と娘二人と母と4人で箱根へ何度か旅
行もしました。

 

とはいえ、大変なことも沢山ありました。

 

長女の精神面が不安定だったこと。


私が膠原病になって辛かったこと。


ダブルワークして、休みがなかったこ
と。

 

アパートで怖い嫌な目にあったこと。

 

ざっと思い出すだけでも色々ありますが
何故か楽しかった思い出が先に浮かぶの
です。

 

言えるのは、人が亡くなった後も地球
は、周り続けていくということです。

 

亡くなった人を思い出すことはあっても
やはり、生きている人がメインになって
いくということです。

 

それは、故人を忘れたわけではありませ
ん。

 

大切な家族とずっと一緒に過ごすことが
出来、思い出も共有できたら良いのです
が大抵は、誰かが残されていくわけです。

 

残された悲しみ、寂しさから、それでも
自分の人生を歩んでいかなければならな
いのだとしたら・・・。

 

ゆっくりと歩いて行けば良いのだと思い
ます。

 

私たちは、祖父や祖母の名前を知ってい
ても曾祖父、曾祖母の名前を知っている
でしょうか。

 

ご先祖を辿ると沢山のご先祖様の存在に
気付かされます。

 

それぞれ、どんな人生だったのでしょう
か。

 

思いを馳せると今ここに私が存在する奇
跡を感じます。

 

私たちが亡くなった後も未曽有の色々な
災害や事件が起きるでしょう。

 

また、科学の発達により、益々文明社会
となるでしょう。

 

死んだ後の事は、わかりません。

 

私の夫がコロナの自粛生活を知らないよ
うに世界は、流れていくのです。

 

私たちに出来ることは、いまを生きるこ
とです。

 

急がなくても必ず死を迎えるのです。

 

生きている、この時をどうせなら楽しい
思い出となるようにわがままに生きてみ
ませんか。

 

前向きにとも違います。

 

パートナーを亡くして、嘆き悲しむだけ
とことん泣いたら、少しずつ自分のため
にいま、出来ることをやってみませんか。

 

 

ゆっくりと・・・。

 

誰のためでもない・・・。

 

自分のために・・・。

 

時は、流れていきます。