愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

粗大ごみを捨てた日のこと

こんにちは、みやびです。

 

最近、家の整理をしていることを以前の
ブログで書きましたが粗大ごみを出した
ことで思い出したことがあります。

 

夫が亡くなって直ぐに次女のクラスメー
トの祖父がアパート経営していることを
思い出してクラスメートのお母さんに部
屋が空いてないかお聞きしました。

 

丁度、2Kの部屋が空いてるとのことで
入居したいとお願いしました。

 

次女が中学生生活あと5か月なので転校
させたくない一心でしたがこのことは、
失敗だったと思います。

 

夫が亡くなって一か月後に2Kのアパー
トに引っ越ししました。

 

6畳が二つとキッチンがついてる木造ア
パート。ベランダに洗濯機を置かなくて
はなりません。

 

お風呂の脱衣所もなく洗面所もなく、大
学生の長女と受験を控えた中学生の次女
と暮らすには、あまりにも狭いアパート
でした。

 

その狭さもさることながら失敗と感じた
のは、次女の友人の祖父のアパートだと
いうことです。

 

次女は、そのクラスメートとわりと仲が
良かったのですがこの引っ越しにより、
大家の孫と貸してもらっている関係に子
供心に屈辱感を味わったようなのです。

 

アパートのすぐ傍に次女の友人の家が
ありました。大きな大きな家です。

 

後で何で○○のお母さんにアパート頼
んだの?少しくらい遠くても転校せず
に済んだのにと。


違うアパートが良かったと。

 

お父さんが死んだことも知られたくな
かったのに。

 

私の心がパニック状態で娘の繊細な気
持ちを考えることが出来なかったので
す。

 

早く、引っ越さなければとそれしか考
えていませんでした。

 

このアパートに引っ越すためにかなり
の粗大ごみを出しました。

 

3LDKから2Kになるわけです。

 

二人の娘のベッドとマットレス、リビ
ングの4人掛けの大きなテーブルと4脚
の椅子、ローボード、夫の机と椅子、
本棚等。

 

これらをなんと親子3人でゴミ集積所ま
で運んだのです。

 

指定された粗大ごみの日は、雨でした。

 

雨が降りしきる中、傘もささずに娘二人
とテーブルや解体したベッドを運びまし
た。

 

女3人、持っている力を出し切って運び
ました。

 

まだきれいなマットレスや、テーブル。

 

リサイクルショップに査定をお願いする
ことも出来たのですが引っ越し日が早く
て間に合いませんでした。

 

最後にどうしても大きなテーブルが玄関
のドアから運べずベランダから3人で力
を合わせて運び出しました。

 

1階だったので出来たことです。

 

3人共、泣きながら運びました。

 

いま、次女は、結婚して新築のマンショ
ンに住んでいます。

 

今日、一人暮らしの時のベッドとマット
レスを粗大ごみに出したそうです。

 

あの時の悲しい思いは、2度としたくな
いと言いました。

 

私は、もう大きな家具は、買いません。

 

コンパクトに最低必要な物だけに囲まれ
て暮らします。

 

と言いながら次女が残していった机にパ
ソコンを置き娘の椅子に座っていまこの
ブログを書いています。

 

この机と椅子は当分捨てないでしょう。