愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

わだかまりに気付いた日

こんにちは、みやびです。

 

昨日、お墓参りに次女と行ってきまし
た。

 

夫の親族と会うことを避けるために所
謂お彼岸の日を避け、昨日にしました。

 

お墓の敷地に植えてあった大きな木が
二本無くなってました。

 

隣の敷地に枝や葉が覆いかぶさるよう
になっていて気になっていましたがす
っかり切られてました。

 

二人のお義兄さん、どちらかが手配し
てくれたのでしょう。

 

花を添え、線香を焚いてお墓の周りも
きれいにして手をあわせました。

 

そして少し歩きだした時です!

 

向こうから女性と若い男性二人が歩い
てきました。

 

その三人がお墓の方を見ながら「あ!
木がない!」「本当だ!」等と叫びま
した。

 

私は、咄嗟に顔を反対の方向に向けて
歩き続けました。

 

次女がもしかして従弟の〇〇くんと○
○くん?と私に小さな声で言いました。

 

 

そうです!

 

お義兄さんの奥さんとその息子さんた
ちです。

 
夫は、お義兄さんに私に内緒でお金を
借りていました。

 

夫が亡くなって暫くしてからお義姉さ
んから電話で貸していたお金を返して
ほしいと連絡がきました。

 

かなりの金額でしたので私は、一度に
は無理ですと答えました。

 

それで少しずつ返すことになりました。

 

お義兄さんからは、助けてあげたいが
うちも子供にお金がかかるからと言わ
れました。

 

私は、恥ずかしくて情けなくてみじめ
な気持ちになりました。

 

それからお義兄さん家族との交流は一
切ありません。

 

借りていたお金は、完済しました。

 

今回、お墓に花が添えられていた形跡
がないのでお彼岸にお義兄さんたちは
来てないのねと思ってました。

 

まさか、同じ日にお義兄さん家族に遭
遇するなんて・・・。

 

お義姉さんと甥っ子二人は、私たちの
存在に気付かなかったようです。

 

私は、咄嗟に挨拶せずに顔を背けてし
まった自分に罪悪感を持ちました。

 

線香の煙が上がっています。

 

いま、お義姉さんたちは、あれ?いま、
誰かお墓に来たばかりねと、もしかし
たらさっきすれ違ったあの二人・・・。

 

みやびさん・・・?と思ったかもしれ
ません。

 

マスクをしているのと長い間会ってな
いのですれ違った時に気付かなかった
 ことは、無理もありません。

 

娘にお墓に戻ってご無沙汰しています
と挨拶しようかと言いました。

 

次女は、このまま帰ろうと言いました。

 

そして、従弟の二人の事を大きくなっ
たねとポツリと言いました。

 

 

うん。イケメンな二人になっていたね
と私は、答えました。

 

従弟同士なのに避けさせてしまって娘
に申し訳ない気持ちになりました。

 

どうして、お義姉さんにあの時は、ご
迷惑をおかけしましたと挨拶しなかっ
たのだろうと愕然としました。

 

日頃、遺された私たちは、堂々と生き
よう!と言っていた私がいまだにこそ
こそするなんて。

 

いや、こそこそするというより、夫の
親族に私は、会いたくないのだと思い
ました。

 

私のプライドがそうさせるのかもしれ
ません。

 

嫌な気持ちを思い出したくないのかも
しれません。

 

娘とそれから近くの公園に行って娘が
作ってくれた炊き込みご飯のおむすび
を食べて秋の午後を過ごしました。

 

 

元気になった私だけれどやはり色んな
思いを封印しているだけなのかもしれ
ないと思いました。