それでも人生に「イエス」と言おう

こんにちは。みやびです。

私が影響を受けた本は、沢山あります
が強く心を揺さぶられた本にフランク
ルの「夜と霧」があります。

ユダヤ人で精神科医のフランクルは、
第二次世界大戦でナチス・ドイツに
よって強制収容所に送られる。

その極限状態に置かれながら生還した
人間の記録が「夜と霧」です。

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どんな人生にも意味がある

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この人生のどこかに、あなたを必要と
する「何か」がある。

あなたを必要とする「誰か」がいる。

「何か」があなたを待っている。

「誰か」があなたを待っている。

私がこの本の中でとても印象に残って
いるシーンがあります。

収容所の過酷な労働で死ぬほど疲れて
いる中、仲間と西の空をながめ、太陽
が沈んでいくようすを描いたシーンで
す。

この世のものとは思えない色合いでた
えず様々に幻想的な雲をながめた。

対照的に収容所の殺伐とした灰色の棟
の群れとぬかるんだ点呼場が広がり・
・・。

「世界はどうしてこんなに美しんんだ！」

もう一つ、印象的なシーンがあります。

朝焼けのシーンでここにいない妻との
語らう場です。

人は、この世に何も残されていなくても
心の奥底で愛する人の面影に思いをこら
せば、ほんのいっときにせよ至福の境地
になれる。

強制収容所という同じ状況下で死に向か
った者、生き延びた者の違いは・・・。

肉体の頑強さでなく、「精神性の高さ、
豊かさ」であったということです。

どんな状況下においても未来に希望を持
ち、感謝の心を忘れなかった人・・・。

フランクルは言います。

「あなたがどれほど人生に絶望しても、
人生のほうがあなたに絶望することはな
い」

私の夫は、収容所に入っていたわけでは
ありませんが未来に希望が持てずに逝っ
てしまいました。

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今がどんなに苦しくてもすべてを投げ出
す必要はない。

あなたがすべてを投げ出さなければ、い
つの日か、人生に「イエス」ということ
のできる日がやってくる。

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どんな人生にも意味があるのだとしたら
私たちは、亡き愛する人からのメッセー
ジを受け取っているのではないでしょう
か。

一緒に過ごした愛ある豊かな時間に思い
を馳せ愛する人と出逢えたことは、紛れ
もない真実だと確信すると・・・。

その真実に思いを巡らせると・・・。

こんなにも過酷な思いも残したかもしれ
ませんがこの重い悲しみや苦悩にもしか
したら学ぶことがあったのかもしれない
と気づくのです。

ただ、恐ろしいことが起きてしまった、
悲しいことが起きてしまったというとい
うだけでは、遺された私たちは、辛すぎ
ます。

この経験があなたを強くするでしょう。

この経験が私たちを優しくするでしょう。

私は、そうでありたいと思っています。

亡くなった愛する人のためにも・・・。