愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

親の自死

こんにちは、みやびです。

 

先日、菊池真理子さんの毒親サバイバル
を読みました。

 

お母さんが自死したのですね。

 

親の自死は、子供にとって得体のしれな
い恐怖なのです。

 

平穏な家庭から外れる恐ろしい経験なの
です。

 

親は、常にどんなことがあっても守って
くれる存在のはずです。

 

それが守ろうとせずにいなくなってしま
い取り残されるわけですから。

 

菊池さんは、本の中で私が自分を嫌いな
のも人に心を開けないのも暴力的な人と
つきあったのも親に捨てられたからと記
しています。

 

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お父さん・・・それにお母さんも子ども
にやってはいけないことをしたんだよ・
・・!

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自分の親が自殺するってどんな気持ちな
のか考えただけで申し訳なくなります。

 

自己肯定感が低くなるでしょう。

 

親と自分は、違う存在なのだとなかなか
思えないかもしれません。

 

自分の存在が親の自殺を引き止められな
かった事に大きな悲しみが伴います。

 

また、自殺する親を持った情けない気持
ちもあるでしょう。

 

私が夫を亡くすことと違う感覚を持った
と思います。

 

長女と次女は、表面的には、全く違う様
子を見せました。

 

長女は、親の自殺で自己肯定感が低くな
り自分の存在すらもなくしたい感じで事
の重みを一心に背負っていました。

 

付き合っていた友人たちから離れようと
もしていました。

 

次女は、お父さんの死が最初からなかっ
たような日々を送っていました。

 

高校でバイオリンの練習に明け暮れて、
お父さんの話は、一切しませんでした。

 

本当の心の中は、わかりません。

 

私たちは、誰もが親の影響を受けていま
す。

 

勿論、子育てしている親自身、完璧で
は、ありませんし、模索しながらの日
々で無我夢中で育てているわけです。

 

子どもにとって自分の親が当たり前で他
の家庭の事などわかりません。

 

いま思うのは、親の自殺は、ある意味、
子供にとって虐待なのかもしれないと思
います。

 

もう一人の親である私の自殺した夫に対
しての捉え方により、子供たちの受け止
め方が違ってくるのかもしれません。

 

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娘たちに言いたいことがあります。

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あなたたちの誕生は、私たち親にとって
心から嬉しい出来事だったということで
す。

 

この世で出会えて嬉しかったし、私たち
の娘として誕生してくれてありがとうの
気持ちだけです。

 

お父さんは、本当にあなたたちを可愛が
っていました。

大切に大切に育てていました。

 

そのときの愛の貯金に守られて生きまし
ょう。

 

悲しい経験を乗り越えてそれでも人生
は、大丈夫だということを周りに伝え
ていってください。

 

それは、あなたたちが生きていくこと。

 

命尽きるまで・・・。

 

私の願いなのかもしれないけれど。