愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

大河の一滴

こんにちは、みやびです。

 

早いかもしれませんが私は、最近家に
あるものの整理を始めています。

 

目指すは、いつでも引っ越しできるよ
うに最低限のものだけにすることなの
です。

 

断捨離とも意味合いが違うのですが娘
たちが私に何かあった時に困らないよ
うに意識しています。

 

服は、近所の古着屋さんに持っていき
ます。

 

本もブックオフへ持っていきます。

 

メルカリ等に出せばもっと高く売れる
のでしょうが梱包などの手間を考えま
すとお店に直接持ち込んで買い取って
貰う方が楽です。

 

困るのは、アルバムや娘たちの絵や手
紙等、思い出類の処分です。

 

いまは、パソコンに全て保存できると
言いますがやはり絵などは、そのまま
持っていたい気がするのです。

 

思い出類は、もう過去のもので親の勝
手な思い込みの宝に過ぎません。

 

それでもようやくアルバムは、半分に
しました。

 

どんなに楽しい思い出たちも心の中に
閉まって自分の糧になっていると信じ
ましょう。

 

一人一人が生まれて沢山の経験をして
歴史を重ねていくのです。

 

生命保険の広告に色んな家族の写真が
歌と共に流れていく映像がありますが
誰にもその人だけの出会いがあり、家
族の思い出があり心がきゅんといたし
ます。

 

私のアルバムにも夫との結婚式の写真
があり、新婚旅行の写真、長女、次女
の誕生の写真があり、一つの家族の歴
史が刻まれているのです。

 

しかし、このアルバムも100年も
したら誰もみないでしょう。

 

長く続く大河の一滴になってしまいま
す。

 

人生は、大きく、広くゆっくり流れる
大河の流れの一滴です。

 

一度に捨てることは、出来ないけれど
徐々に縮小していきましょう。

 

代わりにこれからまた新しい思い出を
増やしていけば良いのですから。

 

理想は、私がこの世から去った時に植
木鉢の花が一鉢残る程度がいいなと思
ったりします。

 

いつかは、天に帰ります。

天に今あるものは持っていけないので
生きているうちからシンプルにしたい
なと思ったりします。

 

これも夫を亡くしていま一人暮らしし
ているから強く感じるのかもしれませ
ん。

 

逆に亡くなった方の物に囲まれていた
いという方もいらっしゃるでしょう。

 

どちらも正解で間違いではないでしょ
う。

 

私の場合、処分することで過去を忘れ
られるからではなくて前向きに生きる
ためにやっていることなのです。

 

身軽にして新たに思い出を作っていこ
うと考えています。

 

長い歴史の中の一瞬の光として。