いま、天国の夫へ

こんにちは、みやびです。

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今日は、天国の夫に書きます。

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先日、私たちの愛する娘が教会で結婚式
を挙げました。

きっと、あなたも見ていてくれたことで
しょう。

当日は、朝から雨予報・・・。

それがお式が始まる数時間前にぱーっと
陽が射しこみ晴れました。

もしかしたらあなたが祝福の光を送って
くれたのでは？

そんな気がしました。

青空の中、ホテルから教会に向かうバー
ジンロードをあなたの代わりに娘の手を
取り歩きました。

私たちの娘は、本当にきれいでした。

光り輝いてました。

二人で一歩、一歩教会に向かって歩きま
した。

３４年前に私もウエディングドレスに身
を包んでいました。

あなたとの結婚式も晴れていました。

流れた讃美歌も同じ曲でした。

私は、娘のヴェールを顔におろしました。

そして、いよいよ旦那様の手に娘の手を
委ねました。

幼かった頃、家族４人でピクニックした
時の笑顔の娘の姿が突然思い出されまし
た。

あれからどれだけの時間が過ぎたでしょ
う。

色んな事を乗り越えて、いま、私たちの
娘は、愛する人の元へ・・・。

本当は、あなたと二人でこの光景を眺め
たかったです。

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やめるときも、すこやかなるときも富め
る時も、貧しき時も、夫として愛し、敬
い、慈しむ事を誓いますか？

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娘は、はっきりした声で誓いますと言い
ました。

だんな様が神父様のお言葉に大きく頷い
ているのをみて嬉しく思いました。

お式が無事終了して教会に出たときに海
からの風が爽やかに吹いてました。

教会の鐘が鳴り響きます。

そして、神に誓った二人が腕を組んで出
てきました。

おめでとう！

おめでとう！

本当に色々ありました。

辛いときもありました。

正直、あなたに置いていかれた思いで苦
しくて仕方がないときもありました。

逆にあなたは、私に対する絶望を感じて
辛かったでしょう。

そんな中でわたしたちの娘は、悩みなが
らも自分の道を見つけてくれました。

そして、長女と母と私の三人で次女の門
出を祝えたことに心から嬉しく思いまし
た。

この娘たちは、あなたと私の大切な宝で
す。

若い二人もこれから様々なことが起きる
でしょう。

それでもこの二人ならきっと手を取り合
って乗り越えてくれる、そんな気がしま
した。

家族だけの小さな小さな結婚式。

旦那様のご両親も娘の姿を見て我が娘の
ごとく感動して泣いてくださいました。

優しい人たちに囲まれてずっと幸せに暮
らしてほしいと願います。

あなたもどうか私たちを見守っていてく
ださい。

この世に生まれた奇跡。

この世で出会った奇跡。

それは、いつか形がなくなるものでけれ
どこの地球に一緒にいた時間は、ずっと
消えないでしょう。

私たちがこの世から消えても人に対する
愛が受け継がれていくと信じます。

私は、あなたと出会って良かったと思っ
ています。

光り輝く時は、私の心に娘の心に思い出
として存在するから。

いま、ようやくあなたに伝えられます。

ありがとう。