愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

最期のドライブ

こんにちは、みやびです。

 

今日は、お盆の日です。

 

私は、接客業ですので所謂、お盆休み
はありません。

 

夫のお墓参りは、来月のお彼岸にいた
します。

 

来月で夫が亡くなって14年です。

 

14年前の今頃、家族4人で私の実家
に帰省しました。

 

娘たちが小さな頃は、毎年帰省してい
ましたが部活動が始まった中学生にな
ってからは、私だけが帰省するように
なっていました。

 

その年の夏は、久々の車での帰省でし
た。

 

そして、それが夫との最期のドライブ
になりました。


夫は、私の母とも最期の別れとなりま
した。

 

海の幸が豊富な土地で母は、地元のお
刺身や魚料理を張り切って用意してく
れたのを覚えています。

 

地元の日本酒も用意してくれて夫は、
本当に嬉しそうに食していました。

 

夫は、日本酒が好きで魚料理も好んで
ました。

 

夫は、いま考えるとその時は、事業も
上手くいかず身体の調子もよくなかっ
た時期でした。

 

亡くなる半年前に頭痛がすると病院で
検査を受けていたくらいでしたから。

 

半年で5キロ位、痩せていたように思
います。

 

それが私の実家で好物の食べ物を沢山
食べて、とても元気に見えました。

 

それから約1か月後に自らの命を絶つ
ことになろうとは、夫も思っていなか
ったと思います。

 

 

今年の夏は、何が何でも実家に行こう
と三連休を職場に申請しました。

 

昨年も帰らず先祖のお墓参りもしてい
なかったのと高齢の一人暮らしの母に
会うためです。

 

緊急事態宣言中でも構わないから絶対
に帰省すると意気込んでいましたが・
・・。

 

今日の東京の感染者数5773人。

 

さすがに帰省に赤信号です。

 

実家がある県も感染者数が増えていま
す。

 

地元の地方新聞に感染者の中に東京か
らの帰省者!という見出しの記事があ
ったそうです。

 

 

気軽に帰れない雰囲気です。

 

もう少し、迷ってみます。

 

14年前の夏、もう二度と夫と実家に
行けなくなるなんて思いもよりません
でした。

 

永遠に現在の関係が続くと思いがちで
すがいつかは、必ずお別れがやってき
ます。

 

それがいつなのかは、誰にもわかりま

せん。

 

 

だからこそ会える時に会っておきたい
と強く思うのです。

 

 

私の実家に行くのに近所のレンタカー
屋さんで車をお借りしました。

 

その時にきちんと時間通りに車を返却
いたしました。

 

その実績があるから夫が車を借りるこ
とが出来たのです。

 

バンを夕方に借りて翌日の朝に返却す
るということで貸す方は、一瞬疑問が
過ったらしいのです。

 

でも1か月前に3日間借りてきちんと
返却された方というのでお貸ししまし
たと後で言われました。

 

色々、思い出す夏です。

 

車の運転が上手だった夫とのドライブ
は、もう出来ません。

 

母が作る魚料理は、まだあります!

 

刻一刻と日々は、過ぎていきます。

 

帰りたいなあ・・・。