愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

仏壇に思うこと

こんにちは、みやびです。

 

皆さん、亡くなった伴侶のお仏壇は、
お持ちですか?

 

故人の生前の大切にしていた物を飾っ
たり、写真を飾ったり、毎日お線香を
焚いて話しかけたりしている方も多い
と思います。

 

手を合わせるのが日課になっていらっ
しゃると思います。

 

夫の仏壇は、ありますが何と、義兄の
手作りなんです。

 

義兄は、手先が器用で木の彫刻も施さ
れています。

 

サイズは、小さいですが立派なお仏壇
に仕上がっています。

 

このお仏壇を作っている時の義兄の気
持ちは、どんな気持ちだったでしょう。

 

義兄から直接、私を責める言葉はあり
ませんでしたが末っ子だった夫を自死
で喪う気持ちは複雑だったに違いあり
ません。

 

私は、お仏壇に一度も夫の写真を飾っ
たことがありません。

 

それは、お仏壇に静かな気持ちで手を
合わすことが出来ないこともあります。

 

たまに線香をあげることがあります。

 

お線香の煙が故人にとって道標になる
と聞いたことがありますし、仏様と心
を繋ぐという意味もあるそうです。

 

私は、お仏壇に毎日水を供えています。

 

それだけは、日課になっています。

 

それでも実家の母が父や先祖を供養す
るのと全く違います。

 

母は、朝晩、般若心経を唱えて自分の
心も落ち着かせているようです。

 

遠く、離れて暮らしている娘の私や孫
たちが健康で過ごせますようにと祈っ
ているようです。

 

 

私は、夜中にトイレに行くときにお仏
壇が置いてある部屋の前を通る時に怖
いと感じます。

 

私にとって夫の仏壇は、怖いのです。

 

やはり、自死した夫がどこかで成仏し
ていないのではないかという気持ちが
拭えないのがあるようです。

 

こんな気持ちの私は、冷たいのかもし
れません。

 

あと、正直に告白しますと、夫と同じ
お墓に入りたくありません。

 

それは、夫が夫の両親のお墓に眠って
いることもあります。

 

末っ子の夫にとっては、仮のお墓です。

 

義兄は、私が新しくお墓を購入してそ
ちらに移してほしいと思っているので
しょう。

 

いまだに墓石に夫の名前を彫ってない
のですから。

 

でも夫にとっては、私と同じお墓に入
るより、両親や慕っていた叔父と同じ
いまのお墓が良いと思うのです。

 

死んだら骨だけになり、関係ないのか
もしれませんが私は、私の骨が夫の傍
にいては夫も私も休まらない気がする
のです。

 

私は、本当に夫の自死が怖かったので
す。

 

こんな風に書くとそんな妻だからと言
われそうです。

 

気分を悪くされる方もいるでしょう。

 

私は、夫の死を乗り越えたようでいま
だに消化できていない精神的な面があ
ります。

 

自分が愛した男性なのに自死した夫に
色々複雑な気持ちがあるようです。

 

残念な気持ちと言いますか・・・。

 

これが病死でとことん看病してお別れ
したなら違っていたのかなと思います。

 

 

同じ自死で伴侶を亡くしてもお一人お
一人気持ちは、違うと思います。

 

私の場合、こんなにも辛い思いをさせ
た夫を恨む気持ちも出てきたり、理解
出来ずにごめんという気持ちになった
り、日によって、時期によって目まぐ
るしく感情は、変わりました。

 

いま、亡くなった伴侶に対して恨みしか
持てないのは自分が冷たいからと思っ
ていらっしゃる方へ。

 

 

ご自分を責めないでください。

 

私たちは、十分に傷ついているのです。

 

一番信頼していた伴侶がさよならも言
わずに去っていってしまったことは、
本当にショックな出来事です。

 

色々な気持ちが渦巻くのは、当然です。

 

私は、ずっと仏壇に手を合わせられな
い自分がよくないと思ってきました。

 

でもそれだけ深い傷を負っていて、見
ないようにしているのだと最近理解し
ました。

 

同じ自死遺族でもこうでなければいけ
ないということはなく色々な考え方が
あるのだと思うことにしました。

 

お仏壇に手を合わせるように自分の心
にも手を添えて慈しみましょう。

 

私たちは、頑張っています。

 

よくやっています。