愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

それは同情?

こんにちは、みやびです。

 

今日、悪天候予報の中、友人に会いに
神奈川に向かいました。

 

彼女に会うのは、約二年ぶりです。

 

彼女が待つ駅に向かって電車を乗り継
ぐこと90分。

 

「白いマスクにベージュのコート着て
ます」と彼女からラインが届きました。

 

「私も白いマスクにベージュのコート
です(笑)」と返信しました。

 

久々会った友人が私を見つけると私に
抱きついてきました。

 

そう、彼女は、夫が亡くなってから半
年間、毎朝おはよう!とメールくれた
友人なのです。

 

元気?でもなく大丈夫?でもなく毎朝、
おはよう!とだけ送り続けてくれたこ
とにどれだけ励まされたかわかりませ
ん。

 

 

今更ながらに沢山の人の愛情に包まれ
ていたことを思い出します。

 

辛くて悲しいことがあったときに慰め
られて当然だという心が生まれていま
した。

 

これだけ私は、辛いのだから優しい言
葉をかけてくれるのは人として当たり
前と思っていたような気がいたします。

 

実際に友人たちが慰めの言葉をかけて
くれても果たして素直に受け止めてい
たのか今となっては心許ない気がいた
します。

 

同情されている気がしていたのかもし
れません。

 

いまになってあの時の友人たちが一生
懸命、私を励まそうとしていたことが
わかります。

 

夫の自死は、私の心を頑なにしました。

 

伴侶の自死は、私のプライドを粉々に
しました。

 

どう取り繕っても妻という私に失格と
いう烙印を押されたような気がしたの
です。

 

周りからの同情の目が私という人間の
尊厳さえ失う感覚でした。

 

私の一度きりの人生にこんな恥ずかし
いことが起きてしまったのだという気
持ちもありました。

 

実際、自死した人が私の夫でなくて近
所の旦那さんだったら私は、思いきり
その奥さんに同情したと思うのです。

 

私は、世間体をとても気にしていまし
た。

 

そのくせ、優しい言葉を待っていた気
がするのです。

 

今日、会った友人と話しているうちに
自然と涙が出てきました。

 

離れていてもどうしているかなと思う
し、どちらかが上だということは、あ
りえないこと。

 

みんな、何かしらを抱えて生きている
し、それでも未来は続く。

 

私は、いつだってみやびの事を気にし
てるしそれは、自然な事だからと。

 

私も離婚したし、お互いに自由だから
今度は、温泉に行かない?って泣き笑
いして帰ってきました。

 

 

私の中の黒い塊が少しずつ溶けていく
感じがしました。

 

このブログを読んでくださっている方
の中にももしかしたら伴侶の自死によ
って周りの友人たちの言葉がかえって
落ち込むように響く方がいらっしゃる
かもしれません。

 

孤独な気持ちになる方もいらっしゃる
でしょう。

 

それは、自然な事です。

 

でももしかしたらあなたのことを本当
に心配で大切に思っている人もいると
思います。

 

私もそんな一人でいたいと思っていま
す。