愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

夫は、愛着障害かも

こんにちは、みやびです。

 

皆さん、愛着障害という言葉を聞いたこ
とがありますか?

 

子供の頃に親からの愛情が不足していた
り歪んだ親子関係だったために大人にな
ってから人を真剣に愛せなかったり、自
己肯定感が低かったり影響が出てくる状
態を言います。

 

自死する人に愛着障害の人が多いのでは
ないかという情報を得ました。

 

要するに親に虐待を受けたり、ネグレ
クトされたり、親が親として未熟なあ
まり、気分で子育てしたりしていつも
不安の中で育つことの影響もあります。

 

両親の中が悪くて、家が安全基地の役割
がされてない環境で育つことも影響を受
けます。

 

所謂、機能不全家族の状態です。

 

また、両親が離婚してある日突然、片親
がいなくなり、全く知らない街に引っ越
すことになったという対象消失の経験。

 

これに関しては、私の娘もそんな経験を
させてしまいました。

 

離婚ではないけれど父親の自死は、今ま
で頼りにしていた父という存在との突然
の別れという経験だけでなく、守ってく
れる父からの裏切りに精神的なショック
が加わったと思います。

 

私自身、両親の不仲の中で育ち、母から
父の悪口を散々聞かされて育つというの
は、一種の虐待を受けていたようなもの
と思います。

 

夫は、男ばかりの兄弟の末っ子として生
まれて母親に「また、男だ!」「女の子
が欲しかったのに」と言われて育ったと
言います。

 

俺は、要らない子供だったんだよと私に
よく言ってました。

 

私は、兄弟のなかで一番、かっこいいよ
と慰めたりしていました。

 

夫の両親は、大学教授で別居していたら
しいのです。

 

職場の大学が違う都市にあったせいもあ
りますがとても仲が悪かったそうです。

 

幼いときに夫が真夜中に熱を出したそう
なのですがお母さんが出張で不在でお手
伝いさんが看病してくれたらしいのです。

 

甘えたい幼い時期に両親が不在の事が多
かったことが大人になった彼に何らかの
影響を与えたのかもしれません。

 

社会にでてからの人間関係のもつれ等、
鬱になりやすい人の原因を探っていく
ときによく生育状態を調べたりします。

 

夫は、かなり愛情不足の状態で育ってい
たのではないかなと思います。

 

大きな絶対的な揺るぎのない愛情の中で
育つと自分のセルフイメージも上がり、
打たれ強くなります。

 

夫は、もしかしたらそんなことも原因で
心が折れやすくなっていたのかもしれま
せん。

 

一概にそうだと決めつけるのは良くない
かもしれませんが愛着障害の本を読んで
いて思い当たるところがあるなと思いま
した。

 

親の責任は、重大だなと感じます。

 

二人の娘にもかなり大きな傷を負わせて
しまいました。

 

事が起きてからこうだったのではないだ
ろうかと当てはめることの空しさも感じ
てはいます。

 

それでも私たち、自死遺族は、自死した
家族の理由を見つけたいのです。

 

それは、遺された家族が納得したいだけ
かもしれません。

 

そうだとしても・・・。

 

いま、生きているあなたの生きづらさに
何らかのヒントになればいいなと願って
書いています。