愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

ドラマを生きる

 

こんにちは、みやびです。

 

遅ればせながら最近、韓国ドラマ観て
います。

 

ヨン様ブームの時、全く見向きもしな
かったのですが娘に勧められて幾つか
観ました。

 

最近観た「スカイキャッスル」ですが
ある意味怖いドラマでした。

 

韓国の学歴社会をテーマにしたドラマ
です。

 

名門大学に入学させたい親たちの欲望
と心理を描いたドラマですがいやあ、
役者さんの演技が真に迫っていて怖か
ったです。

 

 

家族が壊れていく様が推理小説のよう
で引き込まれました。

 

夫が亡くなり、火葬があった日に家に
夫のお兄さん二人と私の弟夫婦、母が
揃いました。

 

その場で弟が長女に放った言葉が酷か
ったです。

 

○○大学行くのに幾らお金使ったんだ!

 

長女は、名門大学に通っていました。

 

弟は、私の方を見て、大きな声で幾ら
かけたんだ!と怒鳴りました。

 

弟は、生活が苦しいのに無理して高い
塾に通わせて名門大学合格を勝ち取っ
たのだろうと考えたようでした。

 

夫が無理してお金を工面したのだろう
と、夫を自死に駆り立てたのは、お前
たちのせいだ!と言わんばかりのよう
でした。

 

お父さんの火葬の日にみんなの前で怒
鳴られて長女は、泣くばかりでした。

 

姪である長女に大変だったねと言うべ
きでないのか。

 

私は、火に油を注ぐようで黙っていま
した。

 

お義兄さんたちも黙っていました。

 

弟とそれから7年会いませんでした。

 

夫は、大学に行ってません。

 

大学教授の両親に対する反抗だったら
しいのですが私も大学に行かなかった
ので子供の進学に関しては、呑気だっ
たと思います。

 

なので大学受験に高額な塾に通わせた
わけではありません。

 

長女なりに勉強した結果、国立大学に
合格したのです。

 

夫と私は、大学の入学式に一緒に出席
しました。

 

オーケストラの演奏の中、学長を先頭
に教授たちが壇上に並ばれました。

 

 

夫と私は、入学式の帰りにお祝いを兼
ねて二人でレストランで食事しました。

 

とても誇らしくてとても美味しい食事
でした。

 

そのあと、2年もしないうちに夫が自
死するなんて思いもよりません。

 

夫もあの日は、幸せで誇らしい気持ち
だったはずです。

 

夫婦でどんな会話を交わしたのか全く
思い出せませんが嬉しい気分を味わっ
ていたはずです。

 

夫の人生は、苦しみと辛さで埋まって
いたわけでは決してないはずです。

 

娘たちを授かった瞬間、色んな場所に
出かけたりした思い出、何気ない家庭
での会話の中にもたくさんの幸せがあ
ったと思います。

 

何のために生きるのか・・・。

 

シンプルに考えていけば愛する人たち
と信頼しあって暮らすことなのではな
いだろうか。

 

今更ですが夫と静かにそんな話がした
いなと思いました。

 

ドラマから教えられる事もあるのです
ね。