喪失からの脱出期間

こんにちは、みやびです。

夫が亡くなり、小さなアパートに引っ
越してすぐの頃に友人からお香典と一
緒にお菓子が送られてきました。

ガトーフェスタハラダのグーテ・デ・
ロワ　ホワイトチョコレートの中缶。

ハラダのラスクは、有名ですが１３年
前は、私は、全く知りませんでした。

遺された家族３人で気落ちしていたの
ですが送られてきたラスクの缶を開け
るとぎっしりホワイトチョコレートの
ラスクが詰まっています。

一つ食べると美味しくて大袈裟でなく
心に美味しさが沁みわたりました。

あまりの美味しさに２つ、３つと手が
伸びました。

夫が亡くなってから何を食べても味を
感じなかったのに久しぶりに甘い味を
堪能いたしました。

あまりの美味しさにこれは、どこに売
っているのだろうかと缶の裏に記され
ている会社に電話しました。

住所を聞かれて近くのお店を紹介して
頂きました。

いまは、あちらこちらのデパ地下に行
けば手に入りますがそのころは、やは
り、店舗数が限られていたようです。

お菓子は、時にこうして生きる力を与
えてくれることを知りました。

生きることが辛いとき、何も口にでき
なくなります。

食べても口の中に流し込むだけで味は、
しません。

量も少なくて一度に沢山食べられなく
なります。

そんな時は、栄養を考えなくても良い
気がいたします。

食べやすい物を少しだけでも食べまし
ょう。

精神が落ち着いて来れば必ず食べられ
るようになります。

また、逆で不安な気持ちを食べること
で解決したくなる方もいます。

常に何かを口にしていて、それらは、
美味しいからでなく押し込んでいるだ
けのようです。

私の場合、娘がいたので食事を作りま
したが１人だったら何も作らなかった
でしょう。

ハラダのラスクは、それからすぐに買
いに行きました。

食欲がなく、意気消沈していた私が生
きる力を得たお菓子。

何度も買っていると、さすがに娘たち
ももういいよーと言い出しました。

あれから１３年経ちますがいまは、食
べすぎなくらいに食べています。

立ち直るきっかけをくれたお菓子と送
ってくれた友人に改めて感謝したいと
思います。

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いま、愛する人を喪ったばかりで食欲
がない方へ・・・。

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食べられる物だけ食べてください。

毎日、同じになっても構わないと思い
ます。

決まった時間に食べなくても良いと思
います。

喪失からの脱出期間は、とことん自分
の思い通りに過ごすことかなあと思い
ます。

１３年前に夫を突然亡くした私の経験
ですがいつも身体が硬くなっていた気
がします。

ゆっくり湯船に浸かってください。

少しでもあなたの心が癒されますよう
に・・・。