愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

命日の月

こんにちは、みやびです。

 

9月に入ってから涼しくなりました。

 

暑い日から涼しくなると夫の行方不明
の日々を思い出します。

 

夫が家を出た朝は、まだ夏の名残で暑
くて、夫は、ピンクの半袖シャツを着
て出かけました。

 

しかし、夫が行方不明になり次女と日
曜日に夫の実家を訪ねた日は、今日の
ような雨が降っていて肌寒かったのを
覚えています。

 

 

夫が家を出てから一週間で季節が変化
いたしました。

 

9月は、夫の命日です。

 

夫が亡くなって3年位までは、夫が亡
くなった衝撃を季節感と共に身体が覚
えていて私の感情がおかしくなりまし
た。

 

今年で夫がいなくなって14年目です。

 

さすがに命日が近づいているから調子
が悪いということはなくなりました。

 

警察から連絡を受けたのは、10月にな
ってからですので9月の終わりから10
月にかけてお墓参りをするつもりです。

 

あと10年生きたら夫と暮らした日々
より長くなります。

 

前回のブログの続きです。

 

 

次女の嫁ぎ先のご両親から8月に訪ね
た時に驚くご提案がありました。

 

いまのこの家にみやびさん越してきま
せんか?と言われたのです。

 

いずれ、息子夫婦と一緒に住まわれた
ら良いのではというお話でした。

 

私たちは、田舎に家がありますのでそ
こに住みますというお話でした。

 

 

私が一人暮らしということを案じて考
えて下さっているようです。

 

とてもありがたいお話で早速、長女に
相談しました。

 

長女は、冷静に親戚になったといはい
え、逆に窮屈な思いをするのではない
かと言います。

 

いまのまま自由な一人暮らしを維持し
て将来は、私と暮らしてもいいと言い
出しました。

 

 

実家の母は、長年、古い一軒家で一人
暮らししているせいか、一人が一番幸
せと言います。

 

誰にも気兼ねなく、自由を満喫できる
と言います。

 

勿論、一人で決定しなくては、いけな
いことや寂しい思いをしたこともあっ
たと思うのです。

 

幸い、健康でいられて自分の趣味の劇
団の活動や踊りの仲間たちがいたから
こそ乗り越えられたと思います。

 

 

私は、いまは、家と職場の往復ですの
で趣味がありません。

 

いまは、仕事があるので良いのですが
今後のことを考えますとフッと誰かと
暮らしたいと思ってしまいました。

 

 

夫がいた頃は、夫にバイト先であった
あれやこれやを話して憂さ晴らしして
いました。

 

夫は、結構共感力を持って話を聞いて
くれました。

 

 

「それは、ひどいな」

「嫌な思いしたね」

「面白いお客さんだね」

 

それに子供たちも加わってそれぞれの
出来事を話すのでそれはそれは賑やか
な毎日でした。

 

いまは、一人でご飯を食べて、好きな
曲を聴いたり、ユーチューブを観たり
自由ですが話す相手がいません。

 

大切な友人がガンになったことでます
ます残りの人生を考えます。

 

自分の残りの人生をどのように生きる
か夫の命日を前に考えてみたいと思い
ます。

 

誰の人生でもない、自分の人生をどう
生きるのか。

 

自分が決めること・・・。