心の闇

こんにちは、みやびです。

今日、中野信子さんの新刊「ペルソナ」
を購入しました。

副題に脳に潜む闇と記されてます。

帯には、心の闇を、愛でよとコピーさ
れてます。

一番に第４章から読みました。

自殺について書かれています。

小見出しに溺れる人は、静かに沈んで
いくとあります。

本当に溺れている人は溺れているよう
には見えない。溺れる人は、静かに沈
んでいく。

自分が満たされていないのは、自分が
おかしいせいでポジティブ思考になれ
ない自分のせいだと自分を責める。

こういう人は、普段は、明るいメッセ
ージを発し続けるので外側から闇を見
つけることは、殆ど不可能だと書いて
いる。

そして、一人で抱え込んで、気づかな
いうちに溺れていくという。

自殺する人は、真面目な人が多いです。

もっと、意地汚く、ずる賢い人であれ
ば生き抜くことが出来たはずなのです。

人は、本来ネガティブな思考を持つ生
き物です。

それは、本能なのです。

常に悪いことを考え、未来に起きる最
悪な事を考え行動する。

それによって自分を守っているのです。

それを無理にポジティブに考えること
の方が闇が深くなるのです。

色んなパターンがある未来を受け入れ
られなくなっていくのです。

勝つか負けるかという単純な思考に陥
ってしまいます。

私が夫と暮らしていた時に果たして私
自身が夫に対して寛大な心でいられた
かは怪しいです。

どこかで彼は、強くあるべきだと望ん
でいた気がします。

そして夫自身も私に弱みをあまり見せ
なかったように思います。

見せられなかったのかもしれません。

でも正直に言いますと収入の面で段々
落ちてきていて彼自身の態度が変わっ
てきたように思いました。

私は、彼が死ぬなんてことはないだろ
うと確信していましたのでチクリとも
っと稼いできてと言いました。

彼が溺れ始めているなど思いもしませ
んでした。

どんなことがあろうと自らの命を絶つ
ことなんて考えられませんでした。

私は、いま苦しんでいる人に言いたい
です。

無理にポジティブであろうとしないで
ください。

ポジティブ思考という言葉が流行り、
ネガティブがまるで悪いことのように
思われていますが心に正直で良いと思
います。

そして苦しいときは、苦しいのだと発
せられる人がいざという時に力を発揮
できるのだと思うのです。

見せかけの強さは、心に澱みを作りま
す。

私は、夫の弱さに気付けなかった。

もっとずる賢い人だと本気で思ってい　
たのです。

溺れていっているのに気がつかなかっ
たのです。

あの時、浮き輪を投げれなかった私は、
今度は、自分が溺れないように。

暗い部分を持つ自分も認めていこうと
思います。