愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

死が怖い

こんにちは、みやびです。

 

いきなりですが私たちは、いつか必ずこ
の世とお別れします。

 

ずっと生きていられるわけではありませ
ん。

 

私は、夜中、明け方にふと目覚めたとき
にこの世から自分が消えることを考えて
叫ぶ時があります。

 

それは、死後の恐怖もあるし、無になる
恐怖もあります。

 

母は、いつ、死んでも悔いなしと言いま
す。

 

この人生が幸せだったし、やりきった思
いがあるからと言います。

 

死への怖れは、ないのか尋ねたところ、
うん、そりゃあ少しは、寂しいけど後悔
はないし、良い人生でしたと言えると言
います。

 

私は、いま死んだらやり切ったと言えな
い気がします。

 

生にすごく執着があります。

 

では、何を持ってやり切ったと言えるの
でしょう。

 

いつか、いつかと言ってそのいつかは、
いつなのでしょうか。

 

やり切る人生ってどんな人生でしょう。

 

人は、死ぬのがわかっているのに何故、
平気で生きていられるのでしょうか。

 

それどころか、夫のように自ら逝ってし
まう人もいます。

 

ある本で人は、老人になるとだんだん死
ぬことが怖くなくなるのだと、その部分
が鈍感になってくるのだと書いてありま
した。

 

では、老人になる前に病気になって死期
が近い人は、どういう精神でいられるの
でしょうか。

 

人は、死があるから生を全うできるのだ
と言います。

 

いつまでも死ななかったら人生も辛くな
るだろうとも言われます。

 

人生に目的がないから生に執着するのだ
とも言います。

 

しかし、死が怖い、自分の存在が消える
恐怖は、実は、子供の頃から感じていま
した。

 

死んでも魂は生き続けるのだとか、前
世、生まれ変わりの本など若い頃によ
く読んでいました。

 

それが夫が亡くなってから読まなくなり
ました。

 

死後への怖れがあるのか、現実が忙しく
てそれどころでなくなったのかわかりま
せん。

 

娘二人と生きることに精一杯だったのか
もしれません。

 

いままた、死に対する怖れを感じるよう
になってきたということは、ある意味、
暇になってきたからかもしれません。

 

人一倍、死に対する怖れを小さな頃から
感じていて死に言及した本を集めて読ん
でいた私に伴侶の自死という出来事が起
きました。

 

昨日まで隣にいた人が今日にはいなくな
っている。

 

もう、今世では、二度と会えない。

 

そして、私もあなたもいずれいなくなっ
てしまうのです。

 

いま、悩んでいることも辛いことも消え
てしまいます。

 

生きている時間は、限られています。

 

この当たり前のことを少し意識して生き
てみようかと思います。

 

いま、この人生で出会えた人たちに感謝
して一瞬一瞬を大切にしていきたいと思
います。

 

母のようにいつ死んでも悔いなし!

 

そう言い切れるように。

 

一つわかったことがあります。

 

辛さがあったから苦しさがあったから喜
びを感じられるのです。