１４年経って

こんにちは、みやびです。

私のブログを読んでくださる方は、私
と似た家族構成の方が多いように思い
ます。

子供がいる女性です。

子育て中にご主人を自死で亡くされ、
取り残されたように感じていらっしゃ
る。

「自死」「旦那」というキーワードで
このブログに辿り着きましたとメール
くださる方も何人かいらっしゃいまし
た。

私自身、夫を亡くしてから１４年とい
う月日が経ちますので最近、亡くされ
た方は、私の最近のブログに賛同でき
ない方も多いと思います。

私自身、ずっと夫を自死で亡くした悲
しみをブログに綴っていくのは、どう
なのだろうかと思っていることも事実
です。

皆さんに前を向いてなどと言っている
私がいつまでも引きづっているような
気がするのは、確かです。

それでも日常に感じた事を書くことで
いま悲しく辛い同じ立場の方にああ、
１４年もするとこんな風に生きられる
のかもしれないと思っていただけたら
と思うようにしました。

夫を自死で亡くして１４年経っても命
日が近づくと気分が良くないこともあ
ります。

そんなことも正直に書くことにより、
私自身が救われている気もします。

自死とは、関係のない日常を書くこと
が増えているからと夫の事を忘れてい
るわけではありません。

何をしていても頭の隅に夫が存在して
いることは、確かです。

ただ変化してきていることをお伝えし
ます。

夫が亡くなって数年は、夫に置いてい
かれて子育ても放棄されたようでみじ
めな悲しい気持ち、恨んだりもしまし
た。

それと同時に社会が悪いのだと夫が犠
牲になったのだという気持ちもありま
した。

また、夫の気持ちに気付けなかった自
分を情けなく思ったりしていました。

１４年経って・・・。

これが私の人生なのだと受け入れる気
持ちになってきました。

誰が悪いのでもなく一人の人生なのだ
と。

夫の自死によって私の気づけることが
沢山ありました。

その後の色んな方の出会いもあり、救
われることもありました。

本当に人生は、長い目で見ますとよく
できている気がいたします。

いま、渦中にあり、すごく辛い、悲し
みを抱えて苦しんでいるあなたに。

あなたのいまの苦しみは、ずっと続く
ものではありません。

誰にも言えない特殊な悲しみかもしれ
ません。

それでも必ず心からこの人生で良かっ
たのだとあなたなりに思える日が来ま
す。

いまは、わからないでしょう。

私も長い間、わかりませんでした。

気付ける時がきます。

必ずきます。

どうか、ご自分を責めずに大切になさ
ってください。

何でもない一日を笑って過ごせる・・
・。

そんな日がきます。