愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

残りの時間

こんにちは、みやびです。

 

あっという間に今年になり半年が経と
うとしています。

 

 

丁度、一年前は、次女の結婚式に参加
するために宮古島に向かいました。

 

まさか、あれから一年経っても新型コ
ロナの感染が収まっていないとは、思
いもよりませんでした。

 

一年前の次女の結婚式は、確実に私の
人生の中で輝き続けています。

 

この日本の中ですら知らない場所が沢
山あります。

 

宮古島も昨年、初めて訪れました。

 

訪れた日の天気、気候、季節により、
全く違う印象を持つでしょう。

 

人生のうち、知る場所は、限られてい
ます。

 

そして、人生で出会う人も限られてい
ます。

 

直接、出会う人、こうしたブログなど
で実際会わないけれどもお話を共有し
ている人もいます。

 

私は、ユーチューブで沢山の方の読者
になっています。

 

ユーチューブで自死遺族の方が結構な
数で動画を挙げていらっしゃるのには
驚きました。

 

そしてその動画のコメントを読んでい
ますとかなりの自死遺族の方が発信さ
れていてすごいなと思います。

 

パラレルワールドがあり、もしあの時
を選択していたら全く違う世界があっ
たのです。

 

無数の可能性があり、あらゆる選択の
結果が今日の私なのです。

 

最近は、違う選択をしていたらと思う
ことをやめました。

 

いま、この自分があり、私の出会った
人たちがいます。

 

娘たちとの出会いも友人たちも職場の
方たちも私の人生の一部なのです。

 

紛れもない私の一度きりの人生を彩っ
てくれてるのです。

 

先日、友人と蛍を見に行きました。

 

 

東京の秋川渓谷の川べりで待つこと2
時間!

 

時間が経つにつれ、人が増えていきま
す。

 

蛍が光るのは、辺りが真っ暗になる頃。

 

蛍の写真を撮ろうとするカメラマンの
脚立が並んでいます。

 

秋川の支流・養沢川を前に土手に17
時半頃から座って待ちました。

 

18時半頃になるとかなりの人で川べ
りは、埋め尽くされています。

 

6月とはいえ、夕方から夜にかけては、
寒く感じます。

 

辺りは、だんだん薄暗くなってきてい
るのに蛍の気配は、感じられません。

 

待っている人たちは、アルコールを飲
む感じでもなく、大声で騒ぐ人たちも
いません。

 

ただひたすら蛍が現れるのを待ってい
ます。

 

水の流れる音。

 

木々が風にこすれる音。

 

鳥たちの羽の音。

 

静かな時の流れがあります。

 

そこにいる人たちと自然に包まれた一
体感。

 

やがて静かな時が流れ、子供の蛍だ!
という声が響き・・・。

 

スーッと蛍の光の筋が見えます。

 

あちらこちらにふわっと光が見えては
消え、幻想的な世界が広がりました。

 

遥か昔から繰り広げられてきた世界が
そこにあります。

 

何もせず、蛍の出現を待つ時間も私の
人生の貴重な時間です。

 

そこにいる人々と同じ空間で人生の一
時を過ごしたのです。

 

時間は、人に平等に与えられているの
ですが過ごし方で長さが違う気がいた
します。

 

過去の時間にいまを奪われないよう、
未来の不安に時間を奪われないよう。

 

小さな冒険と好奇心を持って生きてい
きたいと思います。