愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

私の新しい場所

こんにちは、みやびです。

 

明日で一旦、仕事が終わります。

 

正式な退職は、来月末ですが来月は、
一日だけ出社であとは、有給休暇にな
ります。

 

昨日、突然シフトを言い渡されました。

 

26年以上、転職を繰り返しながら働
いてきて久々の専業主婦になります。

 

長女を宿し、つわりが重く、妊娠悪阻
になり入院して泣く泣く退職したこと
を思い出します。

 

長女が8歳の時にパートのお仕事をし
始めました。

 

それから数回の引っ越しなどで転職を
しましたが半年以上、仕事をしていな
いということはありませんでした。

 

なので来月から仕事しないというのは、
恐怖すら感じます。

 

急に自由時間が出来て、まだそれに対
しての心構えが出来ていません。

 

しかし、しばらくは、引っ越し、結婚
で生ずる各種変更の手続きで忙しい日
々です。

 

問題は、引っ越しが終わり、生活が落
ち着いた頃にどう過ごすかです。

 

お庭があるので花の勉強もしたいです
し、何より読みたい本が山のようにあ
るので読書三昧も考えてます。

 

友人が働かないと呆けるよと言います
が時間の使い方次第です。

 

今まで出来なかったことに少しずつ挑
戦していきたいと考えています。

 

実は、だんな様の亡くなった奥様の書
棚がとても魅力的なのです。

 

書棚にあるそれらの本を読んで過ごす
のも楽しみです。

 

最初、正直言いまして、全てを処分し
てもらえないかなと思っていました。

 

結婚するというのは、新しい生活の始
まりでもあります。

 

本来なら、新しい家で二人で新しく選
んだ家具で新しい食器でスタートが結
婚のイメージです。

 

一昨年、次女の結婚の際、家具選びに
私も参加して楽しかった思い出があり
ます。

 

再婚で亡くなった奥様が住んでいた家
に入るというのは、色々考えることが
ありました。

 

20年以上の夫婦としての歴史が家に
刻み込まれています。

 

飾られている絵一つとっても思い出の
品です。

 

そこに私の入る余地はないなあと思い、
苦しくなったときもありました。

 

だんなさまにとっては、離婚した相手
でなく最愛の妻だった彼女の思い出の
品々です。

 

二人の長年の暮らしで完成された部屋
は、完璧です。

 

家具の引き出しを開ける度に奥さんが
存在しています。

 

お皿の数々、ナフキン、タオル等・・
・。

 

それに比べて引っ越しに際して私は、
殆どの物を処分します。

 

私の半世紀の生活と思い出が段ボール
数箱になります。

 

結婚が決まって最初の頃は、棚にある
物、引き出しにある物全てさよならし
てほしいと思ってました。

真っ新な状態で私を迎えてほしいと思
いました。

 

ある日、それらの思い出も含めただん
な様であることに気づきました。

 

再婚するというのは、お互いの歴史を
認め合うということが大切な気がいた
します。

 

それでも色々、複雑な気持ちが出てき
たときは、正直に話し合うことも必要
かなとは思います。

 

そしてこれから二人でまた、新しい歴
史を刻みます。

 

お部屋も二人の生活スタイルに変わっ
ていくでしょう。

 

お互いに元気で長生きしたいなと思っ
ています。

 

それは、亡くなった二人の伴侶のため
でなく新しく夫婦になる私たちのため
にと思っています。