愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

最後の引っ越し

こんにちは、みやびです。

 

一昨日、テレビの部屋の照明のリモコン
が壊れてしまいました。

 

照明器具は、もうどれだけ使っているか
わからない古いものです。

 

私が住んでいる区営団地は、壁に照明の
スイッチがありません。

 

リモコンが壊れるとアウトです。

 

ネットでリモコン購入をしようと調べる
と使っているリモコンが古すぎて売って
ません。

 

もしかしたら新しい型でも対応できるの
かもしれませんが購入すると無駄になる
可能性もあります。

 

楽天フリマで中古が出ていましたがオー
クションスタイルでめんどうです。

 

メーカーに問い合わせようにも時間外で
したのでその日は、暗いまま夜を過ごし
ました。

 

翌日、ショップに行って問合せしました
がやはり、メーカーに問い合わせるしか
ないと言われました。

 

その帰りにニトリを覗いたところ、安い
照明器具が売っていたので買ってしまい
ました。

 

蛍光灯も古いし、リモコンの値段もそこ
そこしますし、買い替えることにしまし
た。

 

さて、家で天井に購入した照明器具の取
り付け開始です。

 

古い照明器具を外して新しい照明器具を
説明書を読みながら取り付けました。

 

真新しい光で部屋が明るくなりました。

 

夫が生きていたころは、照明の取り付け
は、全て夫に頼っていました。

 

夫が亡くなってから引っ越し、3回経験
しています。

 

今まで出来ないと思っていた電化製品の
取り付けや粗大ごみを運んだりするこ
と、全て私がやっています。

 

携帯会社を変えることの手続きも自分で
出来ました。

 

いままで出来ないと思っていたことが何
でもできます。

 

当たり前の事かもしれませんが私にとっ
ては、大きな変化なのです。

 

来月、58歳になります。

 

夫を亡くした時は、44歳になったばか
りでした。

 

この14年という年月が私を成長させて
くれたのかなと思います。

 

何でも出来る私ですがそれが寂しく感じ
る時もあります。

 

夫が戻ってきてこの家の中の物を見ると
見た事のない製品ばかりだと思います。

 

冷蔵庫、テレビ、洗濯機、電子レンジ、
パソコン全て買い換えました。

 

あ!婚礼タンスが残っています。

 

新婚の時に夫と選んだタンスです。

 

もう時代遅れのタンスです。

 

引っ越しの度に手放そうとして結局、
持ってきました。

 

引き出しの一部が壊れています。

 

またまた韓国ドラマのお話です。

 

「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整
理士です」を観て考えました。

 

亡くなった方の大切な物を遺族に手渡
すシーンが毎回あります。

 

それは、小さな黄色い箱に納められた
ものです。

 

たった一箱です。

 

 

亡くなった方と遺族を繋ぐ品が一箱に
凝縮されています

 

私も身軽にしていきたいと考えていま
す。

 

それが天に上る最後の引っ越しに大切
な事なのだと思うのです。