いまが一番幸せ

こんにちは、みやびです。

実家から戻りました。

母は、８２歳なのですがまだ車を運転し
ています。

娘として運転免許返納を勧めるべきなの
でしょうが田舎暮らしの母から車を取り
上げることはそのまま生活できない事に
直結いたします。

東京と違って街全体がお年寄りの運転す
る車に寛容というか諦めといった感じで
特に煽られもせず皆さん、のんびり運転
している感じです。

今回、母の車が傷だらけで塗装もところ
どころ剥げているのが気になりました。

そうです。私の夫の返済の肩代わりをし
た母は、貯金が全くありません。

なので新車も買えないのです。

父の遺産と母の退職金を保証人になった
夫の返済に全てを注いでくれたのです。

ボロボロの車を見て改めて母に申し訳な
いと謝りました。

母は、自分は、健康で生かされているの
で全く問題はないと笑ってくれました。

そして、いまが一番幸せだと言いました。

娘が元気でいる。

息子も元気でいる。

孫たちも元気でいる。

私は、どこも痛くない。

美味しいと感じる。

趣味の演劇と踊りを楽しんでいる。

仲間と笑い合っている。

近所の温泉に毎日通っている。

ボケてない！！！

毎朝、生かされていることに感謝！

お通じがあることに感謝！

毎日が万歳！

そして窓から太陽に向かって手を合わ
せてお天道様ありがとうございますと
深々お辞儀しています。

母は、酒乱の父に苦労しました。

実は、私が７歳、弟が３歳のときに家
を出ています。

困り果てた父が東京の伯父夫婦に子供
を預けました。

伯母から母に連絡があり覚悟を決めて
母は、私たちのもとに帰ってきました。

その期間は、３か月ほどでしたが私は、
はっきりと覚えています。

母が去って悲しくてたまらなかったの
ですが幼い弟の手前しっかりしなくて
はと泣かないようにしていました。

いまの年齢になって幼い子供を置いて
いかなければならなかった母の気持ち
がどれだけ辛いことだったのかがわか
ります。

それなのに母の口からは、かっこいい
お父さんだったと言うのです。

いまが良ければすべて良しと生き生き
している母を見ているといつまでも元
気でと願わずにおれません。

母に対する反発を持った時期も正直あ
りましたがいまは、私の見本となって
います。

母のようにいつ死んでも悔いなしとま
だ言えない自分。

さて今後、私は、どう生きる？

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