愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

無償の励まし

こんばんわ。みやびです。

 

主人が亡くなって49日が過ぎた頃、
年賀状の欠礼はがきを友人たちに
出した。

 

今思うと、出さなきゃあ良かった
のに。

 

主人のあまりにも突然で若すぎる
死の知らせに友人たちからの反響
が凄まじかった。

 

何故、死んだの?

どうしたの?

病気?

 

 

自殺なんだ・・・。

 

「・・・」

 

それでも田舎の友人、学生時代の友
人たちは、自分の出来る範囲で私を
励ましてくれた。

 

田舎の友人は、お米や野菜を送って
くれた。幼なじみは、自分のパート
先のカレー専門店の詰め合わせセッ
トを送ってくれた。

 

母親学級で知り合った友人は、ある
日、私を連れ出してくれて豪華なラ
ンチをプレゼントしてくれた。

 

昔の職場の同僚は、ドライブしよう
と連れ出してくれた。筑波山まで走
ってくれて山の上で私の話を黙って
聞いてくれた。

 

ある友人は、私がバレエ鑑賞が趣味
だと覚えてくれていて来日中のパリ
オペラ座の「ジゼル」S席をプレゼ
ントしてくれた。

 

京都の友人が日帰りで新幹線に乗っ
て駆け付けてくれた。ホームで私を
見つけるなり抱きしめてくれた。

 

彼女が帰るときに東京駅のホームま
で見送っていた時の事。

発車ベルが鳴っているときに突然新
幹線から降りてきて自分の財布の中
のお札、小銭まで全てを私に渡して、
新幹線に戻っていった。

私も友人も泣いていた。

 

沢山の友人に助けられた。

 

友人たちは、自分に出来る思い思い
のやり方で私を助け励ましてくれた。

 

毎朝、おはよう!とだけ半年ほどメ
ールをくれた友人もいた。

 

私は、友人に対して何が出来るだろう。

 

 

人が弱っているときにどんなことが出
来るであろうか。

 

私は、主人が発見されてから5日で職場
に復帰した。

 

店長を始め、同僚の何人かは、主人の自
殺の事を知っている。

 

復帰したその日、いつもの日常が始まっ
た。

 

同僚の誰一人、大変だったねの言葉もな
い。

 

何故、何も言ってくれないの・・・と悲
しい気持ちでいた。

 

ふと気づいた。

 

みんな気を使っている。

 

自殺というありえない状況の死をどう解
釈して良いのか、どう声を掛けてよいの
かわからないのだ。

 

きっと、私が触れてほしくないだろうと
気を使っていてくれているのだ。

 

このことについて触れておきたい。

 

勿論、絶対に話したくないし、色々根掘
り葉掘り聞かれたくない人もいる。

 

でも私の場合は、「大変だったね」と言
って欲しかった。

 

何事もなかったようにいつもの日常でお
客様に「いらっしゃいませ」と働けるあ
りがたさも感じていた。

 

主人が亡くなって沢山の人からの愛情を
受け取った。

 

私がこうしていま元気でいられるのは、
友人たちの愛情のおかげだ。

 

あと、娘たちの存在が私を強くした。

 

これからは、私が頂いた愛を返してい
きたい。

 

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いま、苦しくて辛い、誰にも言えない
気持ちを抱えていらっしゃる方へ。

 

あなたは、決して一人では、ないです。

 

大丈夫!

大丈夫!

大丈夫!

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