愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

過去を選ぶ

こんにちは、みやびです。

 

12月になりました。

 

パートナーの命日が近づき、心穏やか
でない方がいらっしゃるでしょう。

 

理屈でなく、身体が命日の季節感に反
応してしまってあの日の感情を連れて
くるのです。

 

それも10年過ぎますといくらか薄れ
てくると思います。

 

私は、夫が自死した事実を受け止める
のにかなりの時間が必要でした。

 

誰にでも起こることではない特異な体
験。

 

そして、生活苦も加わり、こんな体験
をした自分は、とても可哀そうな人な
んだと思っていました。

 

将来の見通しも立たずにとにかく自分
の出来る仕事をして過ごしました。

 

将来設計もままならずに時間給で働き
ました。

 

職場に行って与えられた仕事をこなし
て家に帰る日々が続きました。

 

そして、日々が過ぎ、次女が結婚しま
した。

 

私も友人たちと温泉に出かけたり、ロ
ードバイクに乗ったり、徐々に活動の
場を広げていきました。

 

 

夫が自死した事実は、変わらないけれ
ど私の意識が変わっていきました。

 

夫が自ら命を絶ったこと、それは、事
実。

 

それによって生活苦が起きた事も事実。

 

恥ずかしかったり、悔しかったり、悲
しかったり、何よりも孤独に苛まされ
たことも事実。

 

全ては、本当に起きた事。

 

前の私と現在の私が違うのだとしたら
その起きた事実を受け止め、流すこと
が出来るようになったこと。

 

事実は、事実。

 

嘘に出来ません。

 

それでも捉え方を変えたり、また起き
た事を俯瞰してみてみることによって
停滞していた悲しみからの脱出ができ
るようになりました。

 

なかなか誰にでも起こることではない
伴侶の自死。

 

悲しみと苦しみの中で娘二人は、大学
を卒業した事。

 

就職出来た事。

 

世間では、当たり前のこれらの事実が
私を喜ばせ、過去の悲しみから徐々に
離れることが出来ました。

 

起こったことは、事実だけれども過去
の見方は、変わっていくのです。

 

起きた事実で悲しみは、流していく。

 

そして、その過去は、きっと未来に役
に立つ事実に変化するために起きた事
になっていきます。

 

私が過去を選ぶのです。

 

捨てていい過去。

 

取っておく過去。

 

私たちが自由に選択できるのです。

 

いま、悲しみの中にいるあなたに・・
・。

 

あの時、こうしていればという思いは、
流してください。

 

 

きっと、より良い未来に繋がっていき
ます。

 

あの事実があったからこそ、いまがあ
る!

 

そう言える日が必ず来ます。

 

とりあえず、美味しいケーキでも食べ
て、無になるのも一つの手です。

 

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ろすようにしてみてください。