愛するひとを見送って・・・

パートナーを失ったあなたに前向きに生きるためのサプリメント

長女との旅

こんにちは、みやびです。

 

長女は、結局、休職期間が延びました。

 

ラインをしても既読にならなかったり、
返信がなかったり心配しましたが私自
身、あらためて鬱について学び直しま
した。

 

精神的な病で休職する状態に大きく分
けて三つの状態があること。

 

鬱状態、適応障害、うつ病。

 

長女は、どうやら適応障害らしいので
す。

 

適応障害とうつ病は、混同されがちで
すが全く違う病気だということです。

 

適応障害は、発症の引き金が必ずある
ということです。

 

ストレスから離れると状態が改善され
るということです。

 

一方、うつ病は、発症の引き金がない
ことが多く、ストレスから離れてもす
ぐには改善しないことが多いそうです。

 

先日購入した、東京慈恵会医科大学教
授、近藤一博さんの「うつ病は心の弱
さが原因ではない」という本に驚く内
容が記されてました。

 

うつ病はウイルスが原因だったと書か
れてます。

 

まだ、解明中らしいのですがもし本当
なら薬も違ってくるでしょう。

 

 

うつ病は、うつ状態が始まると、楽し
いことがあっても楽しめないのですが
適応障害だとその日の気分で楽しめる
こともあるそうです。

 

うつ病体験の方の動画を観ていると、
確かに何か月も寝たきりになったり
動くことも億劫だったり、お風呂も
しんどかったと仰っています。

 

3日前にスルーされることを承知で
長女に週末、日光東照宮に行きませ
んかとラインしました。

 

すると思いもかけずに「いいよ」と
返信が来たのです!

 

どこか温泉で一泊する?と送ったら
「はい」と返ってくるではないです
か。

 

私は、嬉しいのを抑えて、うつ状態
のときに遠出をして疲れさせてはい
けないと思いましたが娘に会いたい
気持ちが抑えられません。

 

真夜中にネットで食事が美味しいと
評価されている宿を申し込みしまし
た。

 

その時点で宿泊3日前でしたのでキ
ャンセル料が発生します。

 

うつ状態は、当日にならなくては、
行けるかどうか体調の心配がありま
す。

 

早まったかもしれないと不安になり
ました。

 

焦りは、禁物、気分転換は、逆効果
という精神科の先生の言葉がリフレ
インします。

 

案の定、出発当日の朝に娘にライン
しても既読になりません。

 

電話をかけても出ません。

 

待ち合わせは、浅草の改札です。

 

来なかったらキャンセル代金を支払
おうと覚悟して浅草に向かいました。

 

浅草から特急で日光まで2時間かか
ります。

 

長女のアパートから浅草まで1時間
半です。

 

なんでうつ状態で休んで1か月も経
ってないのにこんな長距離の旅行を
計画してしまったのか・・・。

 

自分の愚かさに情けない気持ちにな
りました。

 

以前に世界遺産の日光東照宮行きた
いと娘が言ったのを思い出した私が
咄嗟に誘ってしまったのです。

 

約束の40分前に浅草に着きました。

 

10分経った頃に娘からラインが入
りました。

 

着いた、どこ?

 

心からホッとしました。

 

無事にホームで会えました。

 

やはり、辛くて一睡も出来ずにやっ
との思いで浅草まで来たらしいので
す。

 

それでもなんとか日光に向かいまし
た。

 

宿は、古くてテンションがさがりま
したが部屋から中禅寺湖が一望でき
ます。

 

そしてなにより夕食が素晴らしかっ
たです。

 

嬉しそうに沢山食べている娘を見て
ホッと致しました。

 

二人で貸し切り状態の温泉に入りま
した。

 

夜、9時に寝ました。

 

翌日は、華厳の滝、竜頭の滝、そし
て日光東照宮を巡りました。

 

この旅が彼女にとって良かったこと
だと信じたいと思いますが母である
私の独りよがりになっている気もし
ています。

 

宿の方が見えなくなるまで見送って
くださって長女も振り返って笑顔を
見せてくれたこと。

 

全てにありがとうと感じる時間でし
た。